鬼姑レシピ#29 中華おこげ
鬼「今日は中華おこげですよ」
嫁「エー エ エ!」
鬼「そんなに興奮することも無いでしょうに」
嫁「ハイ」
鬼「思い出しましたよ、貴女初めてこれを食べた時 ここへ、お嫁に来て良かったっておっしゃったわね」
嫁「えー?」
鬼「今日は私疲れて面倒なので、スープはこの間のもずくスープで」
嫁「そんなー私のおこげを」
鬼「まあ食べてごらんなさい同じようなものよ」
ご注意二つばかり。
1)中華料理やさんでメニューにおこげとあったとき喜んですぐ注文してはいけません必ずごく品よく「こちらのおこげはスープ味ですか?それとも甘酢あん?」と聞きましょう半分の確率(今は解りませんけど)で甘酢です)さりげなく別のものをどうぞ。
2)ホテルや上等の個室に黒服がサーブしに来て、得意げに揚げたてのおこげにジャーとスープをかけ回すクライマックスをたくらんだら、「Just a moment.」と(日本語でも勿論いいのですが)少し嫌な顔をされますが云いましょう。
揚げたてをスープに浸し、カリッ、フニャッ両方の感触を味わえます。 大人数の会食の場合は諦めること。
中華おこげ
作り方 私は「おこげ」も自分で作ります冬だけね、暖房が入ったときはよく乾きます。
もち米を少し軟らかめに炊き、直径4cm~5cm厚さ5mm程に手の平で潰しクッキングシートに並べ、なるべく冷蔵庫の上とか高い場所で乾かします。
表面が乾いたらひっくり返します。お天気の良い日、ざるなどにいれて外でカラカラに干せばベスト。
うるち米も膨らみは少々少ないけれど、サッパリしてけっこうです。残りご飯で少量ずつ作れるのも宜しい。※ 少し高価ですが、材料屋でも売っているところがあります。
嫁「これは買ったものですのね、簡単!」
鬼「ご自分で買わない人はいいわよ」
嫁「ハイ」
おこげ、熱々のスープにつけてジュッ!っていうのがたまらない。
鬼姑のレシピの中でも五本の指に入るのが家で食べるおこげですね。
お正月は「アワビ」とか入ってましたね。取り合いです。
今回はフカヒレスープもどきですけどね、アワビなくてもイカが入ってると食感が良いよねー
うずらの卵も欠かせない気がする。
外でも食べたけど、外で頂いたのよりも、うちで食べたおこげが思い出というのは珍しいかな…
※今回の写真、下の2枚は送ってもらったものを私が調理して(といってもおこげを揚げただけですが)出来上がりを撮ってみました。
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ご感想などはぜひそちらからお寄せ下さいね。
※鬼姑はみておりませんが、息子がお伝えいたします。
レシピと文章と料理と写真:給食センター(鬼姑) 編集:唐沢 豪貴(おっとり美人?嫁の亭主)
おっとり美人嫁をビシビシ鍛える鬼姑レシピ
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