鬼姑レシピ#17 落語 十徳(セロリの味噌汁他)
鬼「さあ今日は落語十徳のサゲみたいだわ」
嫁「まあいつもの事ながら、訳のわからない。なんですか?」
鬼「御亭主に聞いて御覧なさい、何でも知っているから。似たり似たりで、イヤこれはしたりです」
嫁「この家はなんか、どうでもいいことばかり、知っていますのね」
鬼「そうなの、それで、知らなくてはいけない事を何一つ知らない」
セロリの味噌汁
セロリの味噌汁の誕生。
ニューヨークでご飯食べに来る人たちに汁の実を話して居た時。
(編集注:鬼姑は薬局を引退後、単身でNew Yorkに2年ほど住んでいました。その当時も若い人達がよくご飯を食べに来たそうです。その時の会話です。)
春、裏庭に京蕗が畳8畳ほど群生していて、春ほんの少しの重曹入れたお湯でサット茹で、真青でカリカリした蕗の皮をむき、細切りの油揚げと「おみお付け」。
春の香り、色、歯ざわり…「食べてみたいなー…」
ヨーシ、NYにも日本の食材屋はある。
しかし蕗はなかった(生でなくちゃ×だから)
…ありましたよ似たのが。
アメリカンセロリ。
ゆでる必要なし。筋をとって1cmにカット、だし汁に細切り油揚、味噌を入れたらカットしたセロリを入れてカリカリという歯ざわりがあるうちに。
日本のは葉に近い細いグリーンの部分を。
とても美味しい。
笹竹の子味噌煮
春になるとお客様から採ってきたばかりの竹の子を頂いた。
「新しいのは茹でてはだめよ、このまま味噌汁、味噌煮にしてご覧」と教えられた。
鬼「新しい笹竹の子なんて、不可能です。似ているもので。春旬で、一晩でニョキニョキ」
嫁「ウーン、アスパラ?」
鬼「ビンゴ!」
(今旬じゃないので、ようやく見つけました)
アスパラの味噌煮
材料 アスパラガス、鰹節、味噌
作り方 小鍋に水、味噌をトロリとするくらいに溶き入れます。塩辛くしないよう、おまじないほど砂糖をいれるとまろやかに。
グラット来たらあらかじめ、厚み3mmで5cmほどの斜切り(竹の子のイメージ)にしたアスパラを 火を止めてから入れます。余熱で。あくまで、カリカリと歯ざわりを残してください。
嫁「インチキなんですね」
鬼「いいえニセモノです」
少し地味ですが美味しいのよ。(編集注)わっかるかなー、わかんねえだろうなあ(笑)
ご隠居が着ている十徳羽織の由来を「たてば衣のごとく、座れば羽織のごとく。ごとく(五徳)ごとく(五徳)で十徳だ」と聞いたうっかり者がー
って、まあいいや、若い人は知らないね。検索して下さい。
しかしこれは・・・レシピじゃないな(笑)
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ご感想などはぜひそちらからお寄せ下さいね。
※鬼姑はみておりませんが、息子がお伝えいたします。
2012-03-08
レシピと文章と料理と写真:給食センター(鬼姑) 編集:唐沢 豪貴(おっとり美人?嫁の亭主)
おっとり美人嫁をビシビシ鍛える鬼姑レシピ
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